人は死刑になると反省して悔い改めるのか?
同性愛差別、人種差別するアメリカもまた中世なのか? | ネットラジオ BS@もてもてラジ袋
もてラジが死刑制度について語るのは2013年の2月に続きこれで2回めだ。
死刑には色々な効能があると言われているが、その代表が犯罪の抑止だ。
犯罪者は死刑が怖くて犯罪を犯さないそうだ。
これって何か狂ってはいないか?
親が子供を養う理由を聞かれて「扶養義務があるから」とは答えないだろう。
それと一緒で、人間が何故犯罪を犯さないのかと聞かれて「刑罰が怖いから」
とは答えないはずだ。
よく考えてみて欲しい、「刑罰が怖いから」程度の軽薄な理由で犯罪を犯さない奴があなたの隣にいるとしたらそれは完全にホラーではないか。
そいつは法律という完全に他律的なルールに従って自分の行動を規定していると言える。
つまり、自分自身の善悪の基準はあくまでも「犯罪OK♡」なのだが
それを法律によって押さえつけられているということだ。
うわぁこわい
小学校の頃、宿題嫌いの近所の友人が
「宿題やらないとウチのババァに怒られっからなぁ」
と言っていた。
彼はその後、勉強どころが中学で完全にグレてそれ以来行方知らずだ。
勉強をしなきゃいけないのは親に言われるからじゃなくて、自分で必要と思うからやるんだろ?
結局人に言われてやった勉強など身につかないし、結局バイアスがなくなれば勉強はしなくなったのだ。
東日本大震災では僕は埼玉にいて震災を体験したのだが、あの時の無秩序ぶりには驚いた。
買い占め買い占めで一人暮らしのコンビニだよりには死活問題である。
しかも生活の足のセロー250はタンクの容量が激貧ときている。
職場の同僚がカップ麺をくれたおかげで飢えずに済んだのだ。
そんな混乱状態において信用できるのは人々の内なる自律の念だけである。
そう、言ってしまえば
犯罪者が犯罪を犯すような状況に置いては死刑のバイアスなど無いに等しいのだ!!
死刑制度に犯罪抑止の効果など全く無いのである。
…しかしどういうことだか、世間の人は死刑囚に反省を求める。
考えてみて欲しい、なんでそいつが犯罪を犯したのか。
そもそも内なる自律の念を持っていないからこそ犯罪を犯し得た人物である。
自分が悪いと思っていたらそもそも犯罪なんか犯さないのだ。
そんな人物に対して
「お前は死刑になったのだから反省して悔い改めたまえ」
などと言って悔い改めるか?!
いや、そもそも犯罪者を悔い改めさせる方法として死刑は有効なのか?
普通に考えたら死刑が確定した時点で人生オワコンなわけだから、そこであえて自尊心を押し殺して反省なんかするわきゃぁないだろ。
開き直って終わりである。
言っておくが、裁判で被害者の遺族達が死刑を望むのをバカにしているのではない。
そんなことは百も承知で死刑を望んでいるのは当たり前だ。
死刑は犯罪を抑止できない、受刑者を反省させない、もちろん恨みが晴れるわけでもない。
じゃぁ他に何が残るのか?
それは怨念返しだ。
やったらやり返す、殺したら殺す。
死刑制度の根本的精神とは仇討ち、報復の精神なのだ。
法律という皮を被った公の復讐システムなのだ。
よくテレビや映画で
「復讐は何も生まない・・・」
などと言っているがあんなのは全部嘘っぱちの綺麗事ってことでいいんだな?
やったらやり返す、殺したら殺す、それを社会が許可する公の怨念返しシステムである。
さすが、サムライの国、忠臣蔵ですな。
よく考えてみたら日本人は復讐が大好きだ。
「復讐は何も生まない・・・」とか口では言っておきながら、それはあくまでも建前
実は腸煮えくり返っていて隙あらば常に復讐の機会を狙っているのだろう。
な ら ば
死刑賛成論者はお涙頂戴の三文芝居は鼻で笑って冷酷な復讐に徹するべし!!